子どものいない私は樹木葬で眠りたい。

樹木葬。ここ数年で知られるようになりました。それだけ樹木葬が望まれるようになったのでしょう。
私が最初に知ったのは13年前に父が亡くなった時の霊園探しの時でした。
樹木葬のできる霊園がまだ少なかったので、知った時には埋葬できるところがもう満員でありませんでした。
当時から土に還り木の下で眠るという樹木葬は人気があったようです。
私も姉も子供がいません。孫についでもらえるお墓も立てられないので、母は管理費もかからない合同の永代供養墓を選びました。
子供に経済的にも負担をかけたくないとの理由からでした。当時はそれだけでも親戚の目は冷ややかでした。

お墓を立てないなんて、他人と一緒なんて可哀そう。変わっている家だ。
私は親の供養もできないのかなんて陰口を言われたりしました。
その後、テレビで父の眠るお墓が取材を受け、放送されることが多くなり、親せきも時代は変わっているということを理解したようです。
当時は盛大なお葬式でしたが今では親戚も家族葬などするようになりました。
主人の両親も先祖代々の墓じまいを考えているとのこと。孫がいても内孫の男の子でないと、なかなかお墓を継いでもらうことを強要できない時代になったのかもしれません。
私達、夫婦は子供がいないので他人との共同のお墓で良いと思っています。ただ、骨壺から出してもらい、土に還りたい。希望は桜の木の下に眠りたい。
満開の桜の木・・・。鳥が遊びに来て春の喜びを歌う。
人生駆け抜けた後は、そんな穏やかな時間の中で静かに眠りたいと思うのでした。